自己都合で退職後、区役所で相談をしていた国民健康保険の減免。その減免の申請月がついに訪れたので区役所に行ってきました。
自分の貯金額や収入など伝え職員の方に審査してもらったところ、なんとか減免が確定しました。
離職期間中に本来払うべきだった保険料の約15万円が1万5000円に。なんと13万円の減免です。
退職したあとの無職期間に払う国民健康保険料はかなり大きな出費。それがこれだけ安くなったのはかなり嬉しいです。
▽減免相談して国民健康保険の見込み額を減額してもらったことは以前書きました。▽
こんにちは。自己都合で退職して現在、職業訓練に通っている無職です。 最近になって年金、住民税、国民健康保険の請求書がバババって自宅に届きまして、合計したらなかなかの金額になりました。 おお... このままでは生活がかなり厳しくなること[…]
今回はその後の正式な減免申請を行って減免が確定するまでを書いていきます。
この記事は僕の住んでる札幌市でのことです。減免などの措置は自治体によって違うと思うので参考程度にお読みください。
国民健康保険の減免制度とは
社会保険に入らない限り強制加入となる国民健康保険。前年の所得で保険料が決まるので、稼いでる人ほど保険料も高いです。退職して給与収入がなくなったりすると保険料を支払うのが困難になる人もいます。
そのような所得が激減したり、もしくは、災害にあったりで支払いが厳しくなった時に各自治体ではその年度の国保の保険料を減額する減免制度があります。(減免の条件や内容は各自治体で異なります)
役所で国保の保険料の支払いが厳しいことを相談すると収入状況や資産状況次第で年度内の保険料の見込み額を減額してもらえます。
僕の場合で言うと、月々の保険料が約20000円→約2000円になりました。10分の1です。
相談の時点では減免の見込み額なので、その後の収入状況次第で減免の額が変わる可能性があります。とはいえ、仮だとしても、ひと月に支払う額がこれだけ減ると言うのはかなり生活が楽になります。
そして相談した後は減免の見込み額の保険料を毎月納め、年内の収入額が確定した翌年1月〜3月に正式な減免の申請を行います。
減免の見込み額を支払ってる間は毎月督促状が届く
減免の見込み額が決まったら本来の保険料ではなく見込み額を毎月支払っていくことになります。支払額が減って超ハッピーなのですが、一個だけ問題があります。この期間、毎月、家に国民健康保険料の督促状が届きます。
相談しただけでは減免が確定してるわけではないので、減免の見込み額を払ってても、本来支払うべき保険料は未納扱いとなり督促状が届くと言う仕組みらしいです。
役所で相談の上、保険料の減免見込み額を払ってるわけなので、無視してOKなのですが、なんか心配になりますよね。督促状が届くって。
僕初めて督促状届いたとき心配になってすぐ市役所いきましたもんね。そしたら減免の相談してるなら大丈夫ですって言われたんで、減免見込み額さえ払っとけばとりあえず大丈夫なんだと思います。
結構めんどくさい減免申請の準備
減免の見込み額を毎月支払いつつ、翌年1月〜3月の正式な減免の申請のときに必要な書類などを準備します。
減免申請を行うときは自分の収入状況やら資産状況やらを役所の職員の方に伝えないといけません。収入や貯金額だけじゃなく、民間の保険の加入状況とか自動車不動産の保有状況とか同居してる家族がいるならその家族の収入状況とかも伝えます。
で収入と貯金額については
- 収入を証明する書類
- 貯金通帳
を持参する必要があります。これが意外と面倒でした。
まず収入を証明する書類。給与所得者なら源泉徴収票を持っていくだけでいいのですが、副業などで給与所得以外があると確定申告などをして収入を証明する書類を準備する必要があります。(まあ給与所得しかなくても年の途中で退職して年内に就職してない場合はどっちみち確定申告は必要なのですが…)
人生で確定申告したことなかったので、結構てこずりました。
次に貯金通帳。預金額にかかわらず全部記帳して持っていかないといけません。そこでちょっとめんどくさいのが地方銀行の通帳持ってたりすると、今住んでるところじゃ記帳できないパターンがあるんですよね。
例えば僕は愛知県出身で今は北海道住んでるんですけど、東海圏にしかない銀行の口座を持ってるんですよ。北海道じゃ記帳できないんで、愛知の実家に通帳を郵送して親に記帳をお願いするということをしました。めんどくさいですね。ちなみにネットバンクは取引履歴を印刷すれば通帳の代わりになりました。ネットバンク最高。
その他、普通預金だけじゃなく定期預金など全部の通帳が必要になります。意外と自分が持ってる通帳って把握してないことあると思うんで減免申請する前にしっかり確認が必要です。
書類を持って減免申請へ
1年間の収入額が確定した翌年2月に正式な減免の申請を行ってきました。指定された申請予定月は1月だったんですけど、通帳忘れたりして2月にずれ込みました。申請予定月に減免申請ができなくても、3月まで(年度内)に減免申請ができれば良いみたいです。
通帳や収入を証明する書類なんかを渡して、審査してもらったところ無事に減免を受けることができました。10ヶ月ほど国保に加入しており、その間の保険料、約15万円が1万5000円にまで減免されました。超すごい。
僕が今回受けた所得激減減免は前年の所得からどれくらい所得が減ったかと預金残高を見られるみたいです。なので退職して所得は減ったけど貯金はたくさんあるって人だと減免は厳しいようですね。僕も3桁行くか行かないかくらいの貯金があって、職員の方の話だとかなりギリギリで減免が受けられたらしいです。
デメリットがないので国保の支払い厳しい人は減免の相談してみては?
減免の相談をしてから正式な減免の申請をするまでに期間が空いてたり、所得や預金額を証明するためにいろいろ書類を準備をしなくちゃいけなかったり、結構面倒なことも多いですが、減免が受けられるようになれば国民健康保険の保険料をかなり抑えられます。
国民年金の減額や免除制度は受けるともらえる年金の額が減るといったデメリットがありますが、国保の減免に限っていえば、デメリットはありません。強いていえばいろいろ書類準備するのがめんどうだったり、役所の人に自分の所得や貯金額がばれたりするくらいです。
保険料を滞納するくらいだったら役所に行って減免の相談を受けてみてることをお勧めします。